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涸沢 Sガレ


 Sガレ(えすがれ、標高 2,070m)は、横尾から涸沢への登山道の途中にある休憩ポイントです。本谷橋からSガレまで 1,580メートル(標準的なコースタイムで登り 1時間10分 / 下り 40分)、Sガレから涸沢の涸沢ヒュッテまで 930メートル(標準コースタイム 登り 50分 / 下り 30分)です。国土地理院の地図を見ると Sガレは、三等三角点 屏風岩(標高 2565.6m、通称 屏風ノ耳)のピークから北西へ伸びる谷の延長線上にある岩ゴロの沢(通常は水の無い涸れた沢)のようです。
 Sガレ直前までの登山道は北から南方向へのびていましたが、Sガレで登山道が曲がり南西方向へ向かいます。ここで曲がったことにより、進行方向の正面が涸沢となり、遠くの正面に涸沢ヒュッテと涸沢のテント場を眺めることができます。上高地から歩いて約5時間で漸く涸沢を目にすることができました。
 
Sガレ(写真:2019年10月05日12時54分撮影)、登山地図に出ているコースポイントで休憩する登山者が多かったです。写真で登山者見上げている視線の先には涸沢があります。
Sガレ
 
Sガレ地図(横尾から本谷橋を経て涸沢への登山道)
Sガレ地図
 
Sガレ 地図(Google Map)
 
「Sガレ」の標識(写真:2019年10月05日12時53分撮影)、これが無かったらSガレと気付かずに素通りするところでした。「涸沢が見えます」って案内板が欲しいところです。
「Sガレ」標識
 
「Sガレ」から眺めた涸沢(写真:2019年10月05日11時27分撮影)、カール地形らしきもの(穂高の山腹)が見え、カール下部のモレーン(氷河が岩石を押し流しカール地形下部に岩石・岩屑・土砂など土手状に堆積した地形)には涸沢ヒュッテと涸沢テント場(幕営場)、稜線は奥穂高岳です。
「Sガレ」から眺めた涸沢橋
 
「Sガレ」からの紅葉の涸沢の谷(写真:2019年10月07日8時05分撮影)
「Sガレ」からの紅葉の涸沢の谷
 
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