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富山県の山
鍬崎山
鍬崎山(くわさきやま、標高 2,089.8m)は、広い意味での北アルプスの立山連峰の周辺(富山県側)にある山です。山頂には二等三角点「鍬崎山」があります。行政的には富山県富山市に属しています。鍬崎山への主要な登山口は立山山麓スキー場、あわすのスキー場です。最寄りの場所に山小屋はありません。立山(雄山)から西南西へ約13キロメートルの場所に位置しています。富山県山岳連盟が2013年に選んだ「富山の百山」に選定されています。
鍬崎山への登山は、あわすのスキー場(粟巣野スキー場)が登山口となります。スキー場の駐車場を出発し、第2ペアリフト沿いに登り、更にウェーデルンコースを登ります。ウェーデルンコース上部から林の中に入り登山道を進みます。登山道を少し登ると吊橋があり沢を渡ります。吊橋を渡り沢沿いの岩床の場所が百閒滑です。標高 790m付近で沢が二股に分かれ、登山道は沢から離れます。なお二股の場所から沢を遡ると龍神の滝があります。標高 900m地点で登山道の合流があります。その先は急登となり、登り切った場所が瀬戸蔵山(1,320m)です。瀬戸蔵山から大品山(1,404.1m)と1756mピークを経て鍬崎山までは稜線沿いに登ります。下山は、そのまま来た道を戻ります。
なお、以前は立山山麓スキー場のゴンドラリフトが使えましたが老朽化によりゴンドラリフトが廃止となりました。2020年現在、夏場のリフト運行も無くなり、鍬崎山への登山は完全に自力登山のみとなっています。かなりな健脚なら登れるでしょうが、普通な人では日帰りで鍬崎山へ登るのは困難な状況です。
立山黒部アルペンルートの立山高原バスに乗車すると、頻繁にこの鍬崎山を眺められます。立山周辺にある北アルプスを代表する剱岳・奥大日岳・薬師岳などの主稜線から鍬崎山を眺めることが出来ます。つまり、鍬崎山ってかなり眺望の良い山で、立山と周辺の峰々を眺めるのに適した山です。また、ズット昔の戦国時代に、富山城主であった佐々成正が「鍬崎山に小判百万両を四十九個の壺を埋めた」とする埋蔵金伝説があります。いまだ見つかっていません・・・。
鍬崎山(写真:2014年10月19日 8時21分撮影)、立山の弥陀ヶ原から弘法への木道の途中にある1810m地点のベンチから眺めた鍬崎山
鍬崎山地図(Route Map of Mount Kuwasaki-yama, Northern Alps, Japan)、あわすのスキー場から瀬戸蔵山と大品山を経て鍬崎山への登山コース
北アルプス 鍬崎山 地図(Google Map)
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