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富山県の山
鉢伏山
鉢伏山(はちぶせ やま)は、標高 1,781.7メートルの山で、山頂には三等三角点「鉢伏」が設置されています。有峰林道の小口川線沿いにあります。行政的には富山県富山市となります。富山県山岳連盟が2013年に選んだ「富山の百山」の一つに選定されています。鉢伏山への登山は、有峰林道・小口川線の水須連絡所(料金所)から車で 30分(道なりに 11km)の場所にあるフロヤ谷が登山口となります。駐車場は設置されていませんが、路肩に数台の車を停めることが出来ます。交通アクセスは、自家用車のみです(路線バス無し)。このため鉢伏山に登山できる期間は、有峰林道・小口川線が開通している時期(例年7月1日〜10月31日)のみとなります。
フロヤ谷登山口(標高 1,050m)から急登が始まり、標高 1300mくらいまで登ると漸く緩やかな登りになり尾根に出ます。少し歩くと「T字路の分岐」看板のある場所(標高 1,328m、鉱山跡水平道分岐)を通過します。かつての亀谷(かめがい)からの鉱山道と合流するのがこの場所です。つまり亀谷からの登山道がある(あった)のですが現在は廃道のようです。T字路の分岐から尾根伝いに登山道を登ると標高 1,460m〜1,480m付近の場所が開けています。ここはかつての鉱山跡(鉱山精錬ガス堆積場跡)で採掘屑を捨てた場所だそうです。鉱山跡からも尾根伝いに登山道を進み、標高 1,510mくらいの場所で鉢伏山から伸びる北西尾根に入り、登山道へ南へ向かいます。やや緩い登りを登りきると 1538mピークに達し、20メートルほど下り1515m鞍部を通過、この後は鉢伏山の山頂まで登り一辺倒です。1515m鞍部から急登を登り1653m地点を通過し、また急登、標高 1,700mより上は等高線の間隔が広くなり、1740m〜1770mの間で最後にやや急な登りがあり、ようやく山頂に着きます。山頂からの展望は、北に僧ヶ岳、北東には鍬崎山がありその奥には立山連峰を眺められます。下山は来た道をそのまま戻ります。フロヤ谷登山口から鉢伏山への所要時間は 5時間(登り 3時間 / 下り 2時間)です。
鉢伏山地図(Route Map of Mount Hachibuse-yama, Toyama, Japan)、フロヤ谷登山口から鉢伏山への登山コース
鉢伏山とコースポイントおよび周辺の山
1. フロヤ谷登山口:標高 1,050m
2. 1200m地点
3. T字路の分岐:標高 1,328m、鉱山跡水平道分岐
4. 1400m地点
5. 鉱山跡:標高 1,460m〜1,480m、鉱山精錬ガス堆積場跡
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6. 1500m地点
7. 1538mピーク
8. 1515m鞍部
9. 1653m地点
10. 鉢伏山:標高 1,781.7m、三等三角点「鉢伏」
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鉢伏山登山ルート:
鉢伏山登山ルート:
フロヤ谷登山口 1,050m〜1200m地点〜T字路の分岐 1,328m〜1400m地点〜鉱山跡 1,460m〜1500m地点〜1538mピーク〜1515m鞍部〜1653m地点〜鉢伏山 1,781.7m
鉢伏山 地図(Google Map)
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