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袴腰山


 袴腰山(はかまこしやま、はかまごしやま、標高 1,159m)は、山の形が袴の腰板に似た台形の山です。袴腰山の山開きは、シャクナゲの開花にあわせて、毎年5月下旬に行われています。富山県山岳連盟が2013年に選んだ「富山の百山」の一つに選定されています。行政的には富山県南砺市(旧城端町と旧上平村の境界部)に属しています。東海北陸自動車道の福光ICと五箇山ICの間にある袴腰トンネルの直ぐ西側にあります。
 三方山(さんぽうやま)は、袴腰山から直線で約2キロメートル西に位置しています。
 
袴腰山(写真:2009年4月11日撮影)、城端の野口地区(向野の桜)から見た袴腰山
袴腰山
 
袴腰山への交通アクセス
 真下を東海北陸自動車道を走っているような山の中なので、登山口近くにバスなどの公共交通機関はありません。袴腰山の登山口である峰越登山口までは、国道304号線の五箇山トンネル入口(城端側)の右側から伸びる林道(人喰い谷から細尾トンネル・梨谷を経由して平スキー場を通って梨谷大橋で再び国道304号線)を通って(約4.6km)、細尾トンネルの手前から峰越林道(砂利道)を約3.4キロメートル進むと登山口です。
 なお、五箇山トンネル入口から細尾トンネルまでの林道は土砂崩れで通行止めになることが度々あります。この様なときは、梨谷大橋のところから林道に入り細尾トンネルを抜けて(約4.2km)、峰越林道へ入ります。
 さらに梨谷大橋からも入れないときは、池ノ平登山口を利用します。世界遺産に登録された菅沼集落の北西にある小瀬集落の旧ユースホステル(合掌家屋の羽場家住宅:県指定文化財)の前まで車で行き、その後は、林道(舗装路)を約4キロメートル歩き池ノ平まで行きます。ここに池ノ平登山口があります。登山口から袴腰山までは尾根道を約1.5キロメートルほど登ります。
 また、三方山からは南へ向かう登山ルートがあり、猿ケ山を経てブナオ峠へ向かうことも可能です。
 
袴腰山 登山コース、所要時間:往復 4時間、初心者向き
峰越登山口〜登り10分〜袴腰山小屋〜登り40分〜袴腰山〜下り40分〜鳥越峠〜登り40分〜三方山〜下り30分〜鳥越峠〜登り50分〜袴腰山〜下り20分〜袴腰山小屋〜下り10分〜峰越登山口
 
袴腰山 地図(Google Map)
 
袴腰山とコースポイントおよび周辺の山
  1. 峰越登山口:標高900メートル
  2. 袴腰山小屋:標高986メートル、城端山岳会が建てた避難小屋(無人)があります。
  3. 袴腰山:標高1159メートル、南側には池ノ平を眺められる展望地があり、西側には展望櫓があります。
  4. 袴腰山頂南部五箇山側展望地:池ノ平を眺められる場所です。
  5. 1068メートル ピーク
  6. 鳥越峠:標高990メートル、袴腰山から三方山へ続く稜線の鞍部の最も低い場所
  7. 三等三角点「奥山」1103.9m:標高 1103.9メートル
  8. 三方山(三方山2峰):標高1142メートル
  9. 池ノ平(いけのだいら):標高790メートル
 10. 池ノ平登山口:標高770メートル
 11. 三方山1峰(1348メートル ピーク):ここから南南西へ約1.5kmに猿ヶ山(標高1447.8m)があります。
 
袴腰山 山頂 1,159m(写真:2014年6月16日撮影)
袴腰山 山頂 1,159m
 
袴腰山最高地点 1,163m(写真:2014年6月16日撮影)
袴腰山最高地点 1,163m
 
袴腰山頂南部 五箇山側展望地(写真:2014年6月16日撮影)、遠くは白山まで眺められ、結構な絶景でした。
袴腰山頂南部 五箇山側展望地
 
袴腰山展望櫓(写真:2014年6月16日撮影)、標高 1,150m、鉄製の展望台で、5メートル?ほどの高さがあり(南砺市にある山の展望台としては最大級)、山の上にあるものとしてはかなり大きな部類です。
袴腰山展望櫓
 
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