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オトギリソウ科
イワオトギリ
イワオトギリ(漢字:岩弟切)は、オトギリソウ科オトギリソウ属の高山植物です。
イワオトギリ(写真:2010年8月7日撮影)、立山室堂平にて
和名:イワオトギリ(岩弟切)
学名:Hypericum kamtschaticum var. hondoense
科:オトギリソウ科
属:オトギリソウ属
生活型:多年草
草丈:20cm
花期:7~8月
花色:黄色
花径(花の大きさ):15~20mm
生息地:亜高山帯から高山帯の草地、砂礫地
分布域:本州(中部以北の日本海側)
その他:日本固有種、オトギリソウの仲間、北海道に分布する「ハイオトギリ」の変種、和名にある「オトギリ(弟切)」は秘伝薬(鷹の傷を治す秘薬)の秘密を漏らした弟を兄が切り殺し、その飛び血が葉の黒点(油点)となったと言い伝えられています。高山型のオトギリソウには「イワオトギリ」と「シナノオトギリ」の 2種類あります。見た感じはほぼ同じで、葉で見分けます。葉全体に黒点が多いのがイワオトギリ、葉の縁に黒点があるシナノオトギリと言われています。が、葉全体が緑色で、黒点が無いものも結構見かけます。
イワオトギリ(写真:2011年8月16日撮影)、立山・一の越から東一の越の登山道にて
朝露に濡れるイワオトギリ(写真:2010年8月7日撮影)、立山室堂平にて
立山の室堂平で見たイワオトギリ(写真:2016年8月12日撮影)、立山室堂ターミナルから室堂山荘の間にて
五色が原のイワオトギリ(写真:2016年8月13日撮影)、五色が原山荘からテント場への登山道にて、数輪咲き残っていますが、ほぼ枯れた花・・・。
秋、イワオトギリ(写真:2024年9月10日 18時01分撮影)、立山室堂平にて
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