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ゼンテイカ


 ゼンテイカ(ニッコウキスゲ、漢字:禅庭花(禅定花))は、ワスレグサ科(かつてはユリ科)ワスレグサ属の高山植物です。草原・湿原を代表する花で、群生すると山吹色の絨毯のような美しい景観を見せます。高さは50cmから80cmになります。花茎の先端に数個つぼみをつけます。花はラッパ状で、大きさは10cmぐらい、花びらは6枚です。朝方に開花すると夕方にはしぼんでしまう一日花です。本州などでは高原に見られる花ですが、東北地方や北海道では海岸近くでも見られます。立山は古来より信仰の山(禅定の山)であり、ニッコウキスゲを禅定花(ゼンテイカ)と呼んでいます。
 
ゼンテイカ(写真:2012年8月9日撮影)、立山の弥陀ヶ原にて
ゼンテイカ
 
和名:ゼンテイカ(禅庭花(禅定花))
学名:Hemerocallis middendorffii Trautv. et C.A.Mey. var. esculenta (Koidz.) Ohwi
科:ワスレグサ科(かつてはユリ科)
属:ワスレグサ属
生活型:多年草
草丈:50~80cm
花期:5~8月
花色:黄色
花径(花の大きさ):10cm
生息地:海抜 1,000メートル以上の高山帯の半湿地
分布域:本州(東北地方から中部地方)
その他:一般的な名前は「ニッコウキスゲ(日光黄菅)」、外見は百合に似ておりラッパ状の黄色い花を咲かせます。
 
ゼンテイカの花(写真:2011年7月15日撮影)、立山の奥大日岳にて
ゼンテイカの花
 
ニッコウキスゲ(写真:2012年8月9日撮影)、立山の弥陀ヶ原にて
ニッコウキスゲ
 
コバイケイソウの中に咲くニッコウキスゲ(写真:2011年7月15日撮影)
コバイケイソウの中に咲くニッコウキスゲ
 
ニッコウキスゲの蕾(写真:2016年7月11日撮影)、剱岳・早月尾根の避難小屋跡から2000m地点の間にて
ニッコウキスゲの蕾
 
花の終わったニッコウキスゲ(写真:2012年8月9日撮影)
花の終わったニッコウキスゲ
 
薬師平に咲くゼンテイカ(写真:2014年9月3日撮影)、薬師岳の南にある薬師平にて
薬師平に咲くゼンテイカ
 
白木峰に咲くゼンテイカ(写真:2016年7月2日撮影)、富山県富山市にある白木峰にて
白木峰に咲くゼンテイカ
 
青空とゼンテイカ(写真:2017年7月20日撮影)、富山県富山市にある白木峰にて
青空とゼンテイカ
 
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