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ガルモント リベンジ GTX


 唯一、所有している革の登山靴「ガルモント リベンジGTX」です。10年ちょっと前、残業で頑張った時に買いました。当時は、日帰りハイキングだけだったのですが、「山男っぽく見えて、カッコいいかな」と思い買ってみました。ヌバック革で起毛しているので、さわり心地も良く、デザインも素敵に見えました。好日山荘で30分ほど試し履きし、なんか足が痛くなったような気がしたのですが、デザインが気に入ったので衝動買い・・・。この時点で、ダメでした・・・。ガルモントのこの登山靴が悪かったのではなく、私が・・・。案の定、ハイキングで使うと、スネがとっても痛くなり・・・。タン(ベロ)が悪さをしていたようです。足が慣れていないし、登山靴も新品だし、と言うことで、数回は我慢して使いましたが、全然なじみませんでした。もう、嫌、となりズット下駄箱の肥やしになりました。昔のことなので、正確な値段は忘れましたが、3万円から4万円くらいしたのですが、無駄使いでした(最近、この登山靴の靴箱を発見、定価は36,000円で型落ちのため20%引きで購入したようです)。それからは学習して、試し履きで足が痛くなる登山靴は買わなくなりました。ちょっとした授業料でしたね。
 時は流れ、2013年11月。初冬の立山室堂へ雪中ハイキングへ行くことにしました。私は夏山しかやらないので、アッパーがナイロン地の夏山用登山靴しかありません。室堂だけを歩くので、一応はゴアテックスの夏山用登山靴でも大丈夫かもしれませんが、積雪の地面を歩くのでチョット不安がよぎりました。ここで、下駄箱で永い眠りについていた、ガルモントを取り出して、立山室堂へ突撃しました。私の足が鍛えられたのか、登山靴が経年変化(劣化?)して柔らかくなったのかは不明でしたが、足は痛くなりませんでした。靴底もある程度の硬さがたったので、モンベルの10本爪の軽アイゼンを装着しての6月の立山登山でも問題無く使えました。防水性も大丈夫のようで、表面の爪先部分は濡れたように見えましたが、6時間の行動中には登山靴の中まで濡れることはありませんでした。意外と使えるじゃん、ガルモント君と、15年を経て私の中で評価が急上昇。
 夏山期間中は、ガルモント登山靴にはお休みいただき、愛用のナイロン地の夏山用登山靴で、2014年夏山は剱岳と薬師岳を楽しみました。
 
ガルモントのミッドカット登山靴
ガルモントのミッドカット登山靴
 
ガルモント登山靴の横顔
ガルモント登山靴の横顔
 
 そして事件は、2014年10月16日に発生しました。この日は、立山の弥陀ヶ原から立山駅まで、ガッ~と下る予定でした。立山駅の駐車場で、車からガルモント登山靴を地面に放り投げ、靴を履こうとしたら、ソールのカカト部分らしきものが落ちている。カワイソウな人がいたのね~、と他人事のように思いながら、私の登山靴を見ると、ソールが無い・・・。カワイソウな人は私だった・・・。
 「備えよ常に」じゃないけど、
、普段からハイキング用ローカット登山靴を履いているので、事無きを得ました。下山後、駐車場で、もう片方は大丈夫だよね、と独り言を言いながら、靴のカカトをひねると、ゴリって・・・、モゲました。チクショぅぅぅ。自宅へ帰る前に、好日山荘へ寄って、即日入院、修理は一ヶ月で、1万3千円とのことでした。購入から10年以上経っているので、ヒールを貼り付けていたボンドが劣化したんだと思います。まぁ、登山中に剥がれなかっただけでも、オンの字です。
あれ、何かヘン、踵が無い!
踵がとれたのだ
踵がとれたのだ
外れたカカト
外れたカカト
 
下山後、好日山荘へ寄って、修理依頼、初めてのソール貼替となりました。後から冷静になって考えると、ソールの擦り減りはまだ大丈夫なので、接着剤でペタっと貼っとけば良かったかも。
ソール貼替後
 
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