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ガス・カートリッジ
私は、登山での食事の煮炊き用ストーブにプリムス(PRIMUS)の153ウルトラバーナーを使用しています。なのでガスカートリッジは、ストーブと同じメーカーであるイワタニ・プリムスが販売している「ハイパワーガス 250T」と言うのを使用しています。イワタニ・プリムスからは、別に「ノーマルガス 250G」というガスカートリッジも発売されていますが、この250Gは私が使っている250Tよりも火力が弱いらしいです。簡単に言うと、250Tは寒い時期や標高の高い山向き(登山用)、250Gは温暖な時期や低地向き(平地でのアウトドアなど)です。製品名の「250」ってのが何を表わす数字か不明です。250Tはブタンガス約75%とプロパンガス約25%の混合ガスが225グラム充填されています。250Gはノルマンブタン約65%とイソブタン約33%の混合ガスが230グラム充填されています。ガスが充填と書いていますが、鋼鉄容器に圧縮して入れられているのでガスカートリッジの中では液体となっています。気化すると約250倍の体積になるとのことです。
なおガスカートリッジの口金は他のメーカーもほぼ共通の形状らしく、エピ(EPIgas)のガスカートリッジでもプリムスのストーブで使えるらしいのですが(逆の組み合わせでも)、プリムスのWebサイトでは禁止事項となており、事故の時は補償されません。多少のお金をケチるより、純正の組み合わせの方が安心して使用できると考えています。
私のおすすめガスカートリッジ:プリムスのハイパワーガス 250T
ガス・カートリッジ
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ガス・カートリッジの口金
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ガス・カートリッジの底
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火気と高温に注意、高圧ガス:LPG
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登山装備の重さを軽減しようと検討しました。ガス・カートリッジは金属製なので、それなりの重量がありそうです。私の使用する「ハイパワーガス 250T」は、新品状態での容器を含めた重量を計測すると368グラムあり、燃料となるガスが225グラム充填されているので、引き算すると容器の重量は 143グラムとなります。この数字、大きいようで小さい数字かもしれない・・・。
イワタニ・プリムスでは、大中小 3種類の大きさのガス・カートリッジを販売しています。大きい方は約460グラム入りの500シリーズ(IP-500T/500G)、中サイズは私が使用している250シリーズ(IP-250T/250G)、最後の小型ガスはガス容量110グラム(IP-110)です。
で、登山装備軽量化のため、小型のガス・カートリッジを導入。小型ガス IP-110を買いました。価格は 396円(税込 2014年8月31日現在)でした。ちなみに、いつも使っているIP-250Tは 567円(税込 2014年8月31日現在)でした。燃料単価を計算すると、IP-110は 3.60円/g、IP-250T 2.52円/gとなります。お店で持ち較べると、劇的ではないですが「まぁ軽いな」と感じました。帰宅して重さを量ると、小型ガス IP-110は 203グラム、ハイパワーガス IP-250T は368グラムでした。つまり容器と充填ガスを含めた全体の重量差は165グラムとなります。重さだけに目を奪われると、バカらしくなります・・・。小型ガスなので容器も小さくなるのが魅力です。容器サイズを調べると、小型ガス IP-110の最大直径 90mm(高さ 約65mm)、ハイパワーガス IP-250Tの最大直径 110mm(高さ 約90mm)となっています。二つ並べると、「お父さんと子供」って感じになります。
ガス・カートリッジを小さくすると、軽くなり体積も小さくなり、ヨシヨシです。が、当然ながらガス容量も少なくなります。ガスの使用量は、日数や料理内容によって、人それぞれ。私のテント生活の場合で計算してみました。剱岳の手前にある剣沢キャンプ場(標高 2524m)で3泊4日のテント泊です。登山用コンロはプリムスの153ウルトラバーナー、ガス・カートリッジはプリムスのハイパワーガス 250Tを使用しました。3日分の晩飯と朝飯になります。晩飯は、生米の炊飯(約20分燃焼)とレトルト・パック(熱湯5分)です。朝飯は、前夜の残ったご飯にぶっかけ味噌汁(お湯を作るのに5分燃焼)です。といった感じで3日間使用し、容器の重量を測ると215グラムになっていました、つまり153グラムの燃料を消費したことになります。1日あたり約50グラムです。私の使い方だとハイパワーガス 250T(ガス 225グラム)では、4日分+αですね。
チーン、計算のゴトク、内容量 110グラムの小型ガス IP-110では、私の3泊4日の山行きではガスが足らないことが判明しました・・・。2泊3日のテント泊ならギリギリ間に合いそう、炊飯やめて、アルファ米+レトルトパックなら、それなりに余裕があるかもしれません。なお私、レトルトパック温めたお湯でコーヒーとかインスタント味噌汁作るので、飲み物系のお湯だけを沸かすことはしていません。
公式Webサイト:ガスストーブ&ランタン(PRIMUSプリムス公式サイト|イワタニ・プリムス株式会社)
小型ガス IP-110
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パワーガス IP-500T(大容量ガス缶)
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ウルトラガス IP-250U(プロパンガス 30% / イソブタンガス 70%混合、冬季・高所専用)、標高 2,400m(立山室堂)のマイナス10℃でも大丈夫
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