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嘉門次小屋
嘉門次小屋(かもんじごや)は、上高地で猟師をしていた上條嘉門次が明神池の畔に建てた猟師小屋が起源となっている山小屋です。上條嘉門次は、日本アルプスを世界に紹介したウォルター・ウェストンを北アルプスへ案内した人物として知られています。なお登山者を泊める山小屋としては、1925年(大正14年)に嘉門次の長男・嘉代吉の妻が山小屋を始め、本格的に営業をするようになったのは、1966年(昭和40年)の4代目の輝夫の代からといわれています。嘉門次小屋の囲炉裏の間は、大正時代に建てられた当時のままの建物で「大正期の山人の生活様態を伝える建物」として国の登録有形文化財に登録されています。
この嘉門次小屋の名物は「岩魚の塩焼き」です。嘉門次は岩魚の漁もしていたので、名物になったのでしょね。梓川の清流を見ると如何にも岩魚がいそうです。が、この辺りの梓川は禁猟なので、何処からか(養殖?)運んで来るのでしょうね・・・。
公式Webサイト:嘉門次小屋|北アルプス上高地 130年の歴史
嘉門次小屋(写真:2015年7月20日 7時54分撮影)
嘉門次小屋 地図
このエリアの詳細地図は「国土地理院発行 2万5千分1地形図 穂高岳 / 上高地」を購入するといいです。
嘉門次小屋と周辺のコースポイント
嘉門次小屋地図(Google Map)
朝の「嘉門次小屋」、開店前(写真:2016年7月30日 7時15分撮影)
「嘉門次小屋」看板(写真:2015年7月20日撮影)
「嘉門次小屋」説明板(写真:2015年7月20日撮影)、流石に由緒ある山小屋ですね。山小屋の由来を書いた説明板は初めてみました。
「嘉門次小屋」説明板の記載内容
嘉門次小屋
上條嘉門次が 1880年(明治13年)に建てた山小屋です。
嘉門次はウオルター・ウエストン氏の山案内をした事により山岳ガイドとして名を馳せました。ウエストン氏が日本の山を世界に紹介された著書「極東の遊歩道」・「日本アルプスの登山と探検」には嘉門次の事も書かれています。
ウエストン氏は日本山岳会の設立に寄与されましたのでレリーフがバスターミナルの対岸にあり毎年6月にはウエストン祭が行なわれます。
小屋の囲炉裏にウエストン氏から「長い友情の記念に」と贈られたピッケルを嘉門次が愛用した猟銃と共に展示しています。当主は4代目で嘉門次の曾孫に当ります。
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