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上高地
大正池
大正池(たいしょういけ)は、大正時代の1915年(大正4年)6月に焼岳の噴火により流れ出た火山泥流が梓川をせき止めたことで形成された池です。水面には穂高連峰の山並みが映り、池には立ち枯れの木が立ち、独特の景観を形成しており、国の特別名勝・特別天然記念物に指定されている上高地を代表する景色となっています。
この大正池は、東京電力・霞沢発電所(1927年完成の水路式水力発電所)のダム湖(発電用貯水池)として使用され、発電した電気は上高地へ供給されています。焼岳の斜面や梓川の上流から流れ込む土砂により、池が埋まり、年々池の面積が小さくなっています。貯水量を確保するため、東京電力が冬場に大正池を浚渫していますが、浚渫を止めた場合、7年から8年で大正池が埋まると計算されています。また、立ち枯れの木も年々減っているそうです。焼岳が噴火して、100年ですから、池も埋まり、立ち枯れの木も腐って倒れるのは仕方ないです。
大正池(写真:2017年10月26日 7時52分撮影)、冠雪した穂高連峰と大正池、24-70㎜のレンズで行ったのですが超広角レンズ(16㎜)で撮った方が面白かったかもしれません。次回は広角で挑戦。
大正池地図
大正池と周辺の見所およびホテル
上高地/大正池/明神地図
大正池地図(Google Map)
大正池と立ち枯れの木に焼岳(写真:2017年10月27日9時31分撮影)
大正池に水鏡の焼岳、ちょっぴり雪化粧(写真:2017年10月26日 7時51分撮影)
2015年夏、大正池(写真:2015年7月23日10時36分撮影)
大正池上流の河原にある立ち枯れの木々(写真:2015年7月23日撮影)、晴れていればこの方角に焼岳が見えると思います。
シャトルバスの車窓から見た大正池(写真:2015年7月20日撮影)、大正池を堰き止める堰堤付近から
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