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立山参道 三十三観音 石仏
百体観音
百体観音
地域:岩峅寺
名称:百体観音
場所:岩峅寺集落内(住所区分的には「宮路」)、宮路仏事会館前の観音堂に安置
備考:西国三十三か所、坂東三十三か所、秩父三十四か所の観音札所に祀られている観音像を模して造られた石仏で、かつては立山寺境内(現在の雄山神社)北域の観音堂に祀られていました。江戸時代後期の享和元年(1801年)の衆徒であった4人の僧が願主となって、広く施主を募り建てられたました。明治時代初期の廃仏毀釈により立山寺が廃寺となったために、立山開山旧跡の聖地とされた、現在地(宮路)に移設され現在に至っています。
百体観音(写真:2023年9月02日 7時32分撮影)
観音堂の中に安置される百体観音(写真:2025年5月13日 5時53分撮影)、何体あるのかな?、中央に地蔵菩薩の石像があります。
観音堂の中に安置される百体観音(写真:2023年9月02日 7時26分撮影)、何体あるのかな?
地蔵菩薩座像(写真:2025年5月13日 5時56分撮影)、左手を頬(耳)にあて、右手に錫杖を持ち、左足は地面に踏み下げ、右足を横(胡坐)にしています。いわゆる半跏の姿勢です。
「二十三」石仏(写真:2025年5月13日 5時55分撮影)、23番は西国三十三か所であれば「摂津国勝尾寺 十一面観音 立像」、坂東三十三か所であれば「佐白山 正福寺 十一面千手観世音菩薩」、秩父三十四か所であれば「松風山 音楽寺 聖観世音菩薩」です。素人目で見ると西国三十三か所の 十一面観音 立像ですかね。
「二十九」石仏(写真:2025年5月13日 5時55分撮影)、29番は西国三十三か所であれば「丹後国松尾寺 馬頭観音坐像」、坂東三十三か所であれば「海上山 千葉寺 十一面観世音菩薩」、秩父三十四か所であれば「笹戸山 長泉院 聖観世音菩薩」です。三面八臂像(顔が3つあり、腕が8本ある像)であり、素人目で見ると西国三十三か所の馬頭観音坐像ですかね。
「十三」石仏(写真:2025年5月13日 5時56分撮影)、13番は西国三十三か所であれば「近江国石山寺 如意輪観音 坐像」、坂東三十三か所であれば「金龍山 浅草寺(浅草観音) 聖観世音菩薩」、秩父三十四か所であれば「旗下山 慈眼寺 聖観世音菩薩」です。坂東三十三か所か秩父三十四か所の聖観世音菩薩ですかね。
宮路仏事会館(写真:2023年9月02日 7時29分撮影)
観音堂と屋外の石仏たち(写真:2023年9月02日 7時29分撮影)
屋外の石仏1(写真:2023年9月02日 7時29分撮影)
不動明王(写真:2025年5月13日 5時58分撮影)、「屋外の石仏1」写真の一番右側(アジサイの後ろ)
弘法大師(写真:2025年5月13日 5時58分撮影)、「屋外の石仏1」写真の右から2つ目、たぶん「弘法大師」です。文殊菩薩の姿(文殊菩薩の利剣を右手に持った姿)で般若心経の教えを説いている姿「秘鍵大師」像だと思います。
薄肉彫り不動明王(写真:2025年5月13日 5時59分撮影)、「屋外の石仏1」写真の中央(右から3つ目)
「南無阿弥陀佛 義賢 願主歡詮」石碑(写真:2025年5月13日 6時00分撮影)、「屋外の石仏1」写真の一番左側
屋外の石仏2(写真:2023年9月02日 7時29分撮影)
立山参道 百体観音 地図(Google Map)
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