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立山参道 三十三観音 石仏


 立山参道 三十三観音 石仏(たてやま さんどう 33 かんのん せきぶつ)は、立山信仰が盛んだった江戸時代に立山への信仰登山で使われた禅定道(今でいうところの登山道)に置かれた石仏です。富山県立山町の岩峅寺から芦峅寺と山麓の集落を通り、美女平、弘法/追分、弥陀ヶ原、天狗平を経て立山室堂平までのルート上に33の石仏(一部は所在不明)があります。現在では、山麓部は立山へのアクセスに便利な県道が通り、立山駅より上は立山アルペンルートでケーブルカーと高原バスがあります。立山アルペンルート沿いは「歩くアルペンルート」と名付けられた登山道(一部は木道)が整備されています。「立山参道の石塔並びに石仏群(たてやまさんどうのせきとうおよびせきぶつぐん)」の名称で富山県指定文化財(有形民俗文化財、昭和42年(1967年)1月12日指定)に指定され、「石塔 3基、石仏 41基」の構成要素があります。
 
かつての立山参道にある33観音石仏
番号 写真 名称 霊場 場所
1番 雄山神社前立社壇
所在不明、石仏写真無し
如意輪観音 紀伊国青岸渡寺 所在不明、雄山神社前立社壇にあったが喪失
2番 2番石仏
2番石仏
十一面観音立像 紀伊国紀三井寺 横江集落北、コンビニ「立山サンダーバード」の北西側、
細い農道沿い
3番 3番石仏
3番石仏
千手観音立像 紀伊国粉河寺 横江集落南の蔵王社前
4番 4番石仏
4番石仏
千手観音立像 紀伊国施福寺 千垣トンネル手前、立山駅に向かって右手の歩道脇
5番 5番石仏
5番石仏
千手観音坐像 河内国葛井寺 千垣集落東、銀杏の木の裏(山側)
6番 6番石仏
6番石仏
千手観音坐像 大和国南法華寺 三途の川手前、
亀谷への交差点(ガソリンスタンドあり)から
立山方向へ300メートル右手
7番 7番石仏
7番石仏
如意輪観音坐像 大和国龍蓋寺 芦峅寺庚申塚の東側
8番 8番石仏
8番石仏
十一面観音立像 大和国長谷寺 芦峅寺、閻魔堂への参道入口左手、元は旧道の道角にあった
9番 9番石仏
9番石仏
不空羂索観音坐像 大和国興福寺 芦峅寺、明念坂下(布橋の西側上)、元は閻魔堂入口
10番 10番石仏
10番石仏
千手観音立像 山城国三室戸寺 風土記の丘(立山博物館 第2駐車場入口右側)、元は明念坂下
11番 11番石仏
11番石仏
准胝観音坐像 山城国上醍醐時 立山山麓スキー場への交差点南東側(横断歩道から立山側へ入る)
志鷹谷にあったとされるが流失し喪失のため代わりの石仏を安置
12番
所在不明のため写真無し
千手観音立像 近江国正法寺 冷谷にあったとされるが所在不明
13番 13番石仏
13番石仏
如意輪観音坐像 近江国石山寺 千寿ヶ原、アルペンルート立山駅前のロータリ中央、
元は藤橋を渡った高台
14番
所在不明のため写真無し
千手観音立像 近江国園城寺 藤橋の真上の草生坂(材木坂の最下部?)
にあったとされるが所在不明
15番 15番石仏
15番石仏
千手観音立像 山城国観音寺 立山有料道路の桂台料金所から230メートル右手、元は材木坂
16番
所在不明のため写真無し
千手観音 山城国清水寺 黄金坂(材木坂下部?)にあったとされるが所在不明
17番 17番石仏
17番石仏
十一面観音立像 山城国六波羅蜜寺 美女平駅前の園地、元は付近の山道側
18番
所在不明のため写真無し
如意輪観音 山城国頂法寺 美女平からブナ坂の旧道にあったとされるが所在不明
19番 19番石仏
19番石仏
千手観音立像 山城国行願寺 ブナ坂、元は付近の旧道側
20番 20番石仏
20番石仏
千手観音立像 山城国善峯寺 刈安坂
21番 21番石仏
21番石仏
聖観音立像 丹波国穴太寺 滝見台
22番 22番石仏
22番石仏
千手観音立像 摂津国総持寺 桑谷の少し手前、元は山道側
23番 23番石仏
23番石仏
十一面観音立像 摂津国勝尾寺 バス道の八郎坂下山口近く
24番
所在不明のため写真無し
十一面観音 摂津国中山寺 弥陀ヶ原弘法小屋の北にあったとされるが所在不明
25番 25番石仏
25番石仏
十一面観音坐像 播磨国清水寺 弥陀ヶ原弘法小屋跡から標高差160メートル登った場所
26番 26番石仏
26番石仏
聖観音立像 播磨国一乗寺 追分料金所手前のバス道と登山道(木道)が交差する場所から
バス道を弘法側へ70メートル、損傷が大きい
27番 27番石仏
27番石仏
如意輪観音 播磨国円教寺 獅子ヶ鼻岩、石仏の笠のみ現存
28番 28番石仏
28番石仏
聖観音立像 丹後国成相寺 弥陀ヶ原バス停から立山側へ80メートル左手、元は姥石付近
29番 29番石仏
29番石仏
馬頭観音坐像 丹後国松尾寺 バス道にある「鏡石」標識脇、元は鏡石の脇
30番 30番石仏
30番石仏
千手観音立像 近江国宝厳寺 天狗平(天狗平山荘から立山側へ木道を180メートル)、
元は大谷の上
31番
31番石仏
千手観音立像 近江国長命寺 芦峅寺の立山博物館の館内で展示、元は室堂平
32番 32番石仏
32番石仏
千手観音立像 近江国観音正寺 室堂山荘の南側
33番 33番石仏
33番石仏
千手観音立像 美濃国華厳寺 室堂平東側の植生の中、
登山道が無いので積雪期にしか行けません。
 
上記の石仏以外の石造物
地域 写真 場所
山上 室堂平の石仏
室堂平の石仏
室堂山荘の南側、32番観音の近く
玉殿岩屋
玉殿岩屋
室堂山荘の東側下、登山道を下って10分程
賽の河原
賽の河原
雷鳥沢キャンプ場から浄土川を渡って北東側
加羅陀山
加羅陀山
地獄谷の西にある山、立ち入り禁止エリア
天狗平の石仏
天狗平の石仏
天狗平山荘の北側
立山稜線 真砂岳・別山鞍部の石仏
真砂岳・別山鞍部の石仏
真砂岳・別山鞍部の石仏
真砂岳の石仏
真砂岳の石仏
真砂岳の石仏
高原バスのバス道沿い 鏡石
鏡石
バス道にある「鏡石」標識から
東へ入った植生の崖の上
姥石
姥石
バス道にある「姥石」標識から
谷側へ100メートルほど下った場所
弘法大師椅子懸像
弘法大師椅子懸像
弘法バス停から道を挟んで北側
美女平、材木坂 美女杉脇の石仏
美女杉脇の石仏
美女平駅前にある美女杉の横
美女平、標高 1005m地点の石仏
美女平、標高 1005mの石仏
美女平、バス道の標高 1,005メートル地点
17番と18番石仏の間
美女平、標高 1020m地点の石仏
美女平、標高 1020mの石仏
美女平、バス道の標高 1,020メートル地点
17番と18番石仏の間
材木坂の石仏
材木坂の石仏
材木坂上部(標高 873メートル)
立山駅周辺 藤橋 北の石仏
藤橋 北の石仏
藤橋 北の石仏
粟巣野 牛石
牛石
牛石
芦峅寺 閻魔堂の石仏群
閻魔堂の石仏群
閻魔堂の正面右手
明念坂六地蔵菩薩
明念坂六地蔵菩薩
閻魔堂から布橋への坂道「明念坂」
不動明王摩崖仏
不動明王摩崖仏
布橋の北側
六地蔵摩崖仏
六地蔵摩崖仏
布橋の北側
姥堂基壇跡の手水鉢
姥堂基壇跡の手水鉢
姥堂基壇跡
宝泉坊の燈籠と石塀
宝泉坊の燈籠と石塀
県道沿いの大きな駐車場の奥
「三途の川」道標
「三途の川」道標
立山博物館外
庚申塚の石仏群
庚申塚の石仏群
7番石仏の西側
岩峅寺 玉泉院狛犬
玉泉院狛犬
雄山神社前立社壇 拝殿
一石一字経塚
一石一字経塚
雄山神社前立社壇 境内南東端、
参拝者駐車場の北西側社叢
文殊菩薩坐像
文殊菩薩坐像
岩峅寺集落内
百体観音
百体観音
岩峅寺集落内、宮路仏事会館前の観音堂に安置
弥勒塚
弥勒塚
岩峅寺集落の南(雄山神社から南へ1㎞)、
秋が嶋用水の南側の小さな丘
導引地蔵
導引地蔵
岩峅寺集落の東(雄山神社から南東へ700m)、
県道15線(立山水橋線)沿い
 
北アルプス 立山参道 三十三観音 石仏 地図(Google Map)
 
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