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立山参道 三十三観音 石仏
25番石仏
25番石仏
名称:十一面観音 立像
霊場:播磨国清水寺
場所:弥陀ヶ原弘法小屋跡から標高差160メートル登った場所
備考:石で造られた覆い堂の中に安置されています。覆い堂の中には「25番石仏(右)」と「地蔵菩薩立像(左)」が安置されています。地蔵菩薩立像には「右 湯之道」「左 立山道」の文字が刻まれています。
立山 三十三観音 25番石仏(写真:2023年8月21日撮影)
25番石仏 十一面観音 立像(写真:2023年9月18日 9時59分撮影)、向かって右側面に「これより壱丁あまりに ゆみちに よろしき しみす あり 上市 石工 平井 庄右門」、左側面に「施入志 萩原平右門 殿邑庄五郎 石倉町晒屋甚九郎」と刻まれています。
地蔵菩薩像(写真:2023年9月18日 9時59分撮影)、光背部分に「右 湯之道/左 立山道/願主 野口氏」と刻まれているようです。
25番石仏の案内板(写真:2023年9月18日 9時59分撮影)
案内板の記載内容 ==============================
富山県指定有名民俗文化財
「立山参道の石塔並びに石仏群」 第二十五番石仏 昭和42年1月12日指定
この石仏は、立山町岩峅寺の雄山神社前立社壇から立山雄山山頂の峰本社まで、俗に十里半といわれる参道沿いに奉納安置された石塔・石仏群の一つで、西国三十三番札所観世音菩薩霊場の第25番札所、播磨国御嶽山清水寺の十一面観世音菩薩の分霊像です。
塔身は安山岩で作られ、右側面には一丁(約109m)先の清水の案内が刻まれていますが、これがどこの場所を示すのか現在では不明です。左側面には、石仏群の他のものと同様に寄進者の名が刻まれています。砂岩で造られた台座には「廿五番」の文字が刻まれています。
隣に立つ地蔵菩薩像は、光背部分に「右 湯之道/左 立山道/願主 野口氏」と刻まれた道標石仏です。立山温泉に向かう道との分岐点に置かれていたものと考えられますが、元の置かれていた詳しい場所は不明です。
立山は古くから全国の登拝者を集めた霊山でした。この石仏は、登拝者の道しるべとして、また、道中安全を祈願したものであり、当時の信仰文化を示す貴重な文化遺産です。
平成26年10月 富山県教育委員会・立山町教育員会
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立山参道 三十三観音 25番石仏 地図(Google Map)
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