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立山参道 三十三観音 石仏
32番石仏
32番石仏
名称:千手観音 立像
霊場:近江国観音正寺
場所:室堂山荘の南側、立山(雄山・大汝山・富士の折立)を真正面に眺められる場所
備考:石で造られた覆い堂の中に安置されています。
立山 三十三観音 32番石仏(写真:2023年8月19日 11時29分撮影)
32番石仏 千手観音 立像(写真:2023年8月19日 11時29分撮影)
千手観音 立像(写真:2023年8月19日 11時29分撮影)
11月下旬、雪に埋もれる32番石仏(写真:2023年11月26日 15時24分撮影)
雪があっても、お顔は見えています(写真:2023年11月26日 14時13分撮影)
32番石仏の案内板(写真:2023年8月19日 11時29分撮影)、三十三観音 石仏で最も詳しく書かれた案内板です。
案内板の記載内容 ==============================
富山県指定文化財
「立山参道の石塔並びに石仏群」 第三十二番石仏 昭和42年1月12日指定
立山は、奈良時代にはすでに神山と敬仰され、越中の国守であった大伴家持が、「すめ神の うしはきいます 新川の その立山に 常夏に雪降りしきて・・・」と「万葉集」のなかで歌っています。また、江戸時代になると、立山・白山・富士山をセットにして日本三禅定、日本三霊山と呼びならわされるようになるなど、千年以上にわたって、多くの人々の篤い信仰を集めてきた山岳信仰の霊山でした。
禅定とは、立山のような高山に登頂し、修行することを言い、その道筋を禅定道、禅定往来と呼びました。古来、幾筋ものルートが越中平野を横断・縦断していましたが、最も多くの人が通ったのは、岩峅寺の雄山神社前立社壇を起点として、芦峅寺〜藤橋〜材木坂〜弥陀ヶ原〜鏡石〜室堂へと登拝する道でした。
立山参道沿いには、信徒によって奉納安置された多くの石塔・石仏があり、これらのうち文化八年(1811)に「西国三十三番札所観世音菩薩霊場」の分霊を安置した三十三観音を含めて石仏四十一体と石塔三基が富山県指定の有形民俗文化財に指定されています。
この石仏は「西国三十三番札所観世音菩薩霊場」の一つ、第三十二番札所、近江国は繖山 観音正寺の千手千眼観世音菩薩の分霊像です。側面には「文化八年六月立之 尾州城内志 施入志」の銘文が記されています。
富山県教育委員会・立山町教育員会
立山参道 三十三観音 32番石仏 地図(Google Map)
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