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槍沢ルート
槍沢ロッヂ
槍沢ロッヂは、標高 1,820メートルの場所に位置するお風呂付の山小屋です。上高地バスターミナルから緩やかな登りの登山道を約4時間50分歩くと槍沢ロッヂです。つまりお昼ご飯や休憩時間を考えると、上高地を朝(7時から9時頃)出発すれば、遅くとも16時頃までには槍沢ロッヂに到着します。上高地から槍ヶ岳への登山(槍沢ルート)における、1日目の宿泊先にピッタリです。テント泊の場合は、槍沢ロッヂから更に30分ほど登った場所にある槍沢キャンプ場を利用します。キャンプ場の受付は原則として、槍沢ロッヂで行うことになっているので、テント泊の場合は必ず槍沢ロッヂに寄って受付を済ませましょう。それを忘れると、最悪、受付のために往復1時間歩くことになります。なお、槍沢ロッヂと槍沢キャンプ場ともに水場があります。
横尾(標高 1,620m)から一ノ俣(標高 1,705m)を経てここ槍沢ロッヂへは1時間40分、一ノ俣から槍沢ロッヂまでは40分です。槍沢ロッヂから大曲(標高 2,094m)まで1時間40分、槍沢から大曲を経て殺生ヒュッテ(標高 2,864m)まで4時間50分です。なお槍沢ロッヂから槍沢キャンプ場のあるババ平までは約30分です。槍ヶ岳からの下りとなる、大曲から槍沢ロッヂまで1時間、槍沢ロッヂから一ノ俣までは30分です。
公式Webサイト:槍沢ロッヂ(槍ヶ岳山荘グループ)
槍沢ロッヂ(写真:2015年7月20日 12時36分撮影)
槍沢ロッヂ地図、横尾から槍ヶ岳への槍沢ルートにおける槍沢ロッヂの場所が判る地図です。
地図サイズ:560 X 420ピクセル
槍沢ロッヂと周辺のコースポイント
槍沢ロッヂ地図(Google Map)
このエリアの詳細地図は「国土地理院発行 2万5千分1地形図 穂高岳」を購入するといいです。
槍沢ロッヂから槍ヶ岳を眺める -
上高地から槍沢ロッヂまで歩きましたが、ここまでの登山道からは槍ヶ岳を拝むことは出来ませんでした。地図には槍見河原から眺められると書いてあったのですが、生憎の雲で眺められず残念なことに・・・。で、当日のお宿の槍沢ロッヂにチェックイン。まだ13時なので、ヒマしてたら、山小屋の入口に「ここから5分登った場所から槍の穂先が見えるようになりました」「ヘリポートからも槍の穂先が見えます」って書いた張り紙を発見!この時点で既にお酒を飲み、ちょっとヘロヘロだったのですが、時間はタップリあるので行って見ることにしました。
13時22分 槍沢ロッヂを出発、13時29分に白ペンキで「槍見」と書かれた大岩のある場所へ到着。山小屋から5分程度の場所かつ槍見と書かれているので、この場所から槍の穂先が見えるのだろうと見当をつけてそれらしい方角を見ましたが全然見えません・・・。北東の方角を見ると直ぐ近くに尖がった岩山が見えましたが、これが槍の穂先であるはずも無く~。(注:この尖がり岩はカブト岩でした)時間があるので、ひょっとしたらの気持ちで登山道を先に進みました。まぁ、明日歩く槍ヶ岳へ行く登山道の下調べも兼ねてね。酔っ払いだったのですが、槍沢ロッヂから上の登山道って、岩ゴロの場所もあり、マサに登山道でした。
13時35分 荒沢を通過、13時43分 1920m地点でダメそうなので引返す。13時46分 再び荒沢を通過、13時54分 槍見の大岩に到着。母親と男の子が何か見ていました。「槍、見えますか?」って聞くと「はい」との返事。どうやら、この大岩の上に立たなきゃ、見えないようです。大岩の上に立って見た、木の葉っぱの隙間から、ガスで見え難いが何となく三角形が見えました。フムふむである、後を見るともう一段高い場所にも岩があり、そこまで行けそうなので行って見た。今度は木の上から、チョビット、槍の穂先が出ていました。基本的に晴れてなきゃ見えないです。また、木の葉っぱが少ない時期(春~6月、紅葉の後)の方が見やすいかな。
槍見の大岩の上から眺めた槍ヶ岳(写真:2015年7月20日13時57分撮影)
漸く槍の穂先を見られたので気分良く、槍沢ロッヂへ来た道をダッシュで戻りました。槍沢ロッヂの直ぐ手前の広場の地面に「丸にH」。これが槍沢ロッヂのヘリポート、槍の穂先が見えると書いてあった場所です。で、振り返る、木に幹の間から三角の山が見えました!ワザワザ槍見の大岩まで行かなくても、ヘリポートからの方がよく見えるのでした・・・。行く時は、ガスで槍の穂先が見えなっただけですね。
槍沢ロッヂのヘリポートから見た槍ヶ岳(写真:2015年7月20日撮影)
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「槍沢ロッヂ」指導標(写真:2015年7月20日撮影)、横尾 4.0km、槍ヶ岳 5.9km
「美しい日本の北アルプスへようこそ」案内板(写真:2015年7月20日撮影)、日本語 / 英語 / 中国語(簡体字) / 朝鮮語(ハングル表記)の4言語で書かれています。
槍・穂高連峰と周辺山域の登山道と山小屋の地図(写真:2015年7月20日撮影)
「美しい日本の北アルプスへようこそ」案内板に書かれた「8つのお願い」(写真:2015年7月20日撮影)
日本の山は美しい反面、土が軟らかく非常に傷つきやすい性質を持っています。
北アルプスの貴重な自然を保護するとともに、安全にご利用いただくため、以下「8つのお願い」を守っていただくようお願いいたします。
日本の美しい山を十分にお楽しみ下さい
8つのお願い
1.山の中では決められた道を歩き、道のわきの草原やお花畑には入らないようお願いします。
2.高山植物を採らないで下さい。花は写真に撮ってお持ち帰り下さい。
3.余った食料やゴミは、残さずお持ち帰り下さい。もちろん煙草の吸い殻も。
4.天幕はテント指定地に張って下さい。
5.稜線の小屋の水は天水で貴重品ですから大切に、また水場は汚さないように。
6.山の中のたき火は厳禁です。山小屋での火の始末も確実にお願いします。
7.野生動物に餌を与えないでください。また、ペットは持ち込まないで下さい。
8.非常の時のために登山届をお出し下さい。保険には入っていますか。
2016夏山、槍沢ロッヂに乾杯(写真:2016年7月29日11時41分撮影)
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