いこまいけ登山
いこまいけ登山 > 北アルプス > 立山室堂平

雷鳥沢ヒュッテ


 雷鳥沢ヒュッテ(らいちょうざわ ひゅって)は、立山室堂平にある山小屋の一つです。名前の通り、雷鳥沢(室堂平の北端、称名川の最上流域、浄土川とも呼ばれる)近くにある山小屋で、お風呂は地獄谷から引いた温泉(露天風呂も有り)です。歩いて3分の場所にロッジ立山連峰、歩いて10分の場所に雷鳥沢キャンプ場があります。日帰り入浴が出来るので雷鳥沢キャンプ場でのテント泊した時にも使えます。室堂平北端の一段下った場所にあるので、室堂散策や立山だけの登山といった目的には適していませんが、山岳スキーや奥大日岳登山や大日連山への縦走などに便利な山小屋です。もちろん剱岳への登山にも使えます。
 雷鳥沢ヒュッテの建物は、建築好きにはたまらない?建物です。山好きで知られた昭和の建築家「吉阪隆正(よしざか たかまさ、1917年2月13日生~1980年12月17日没)」が設計した建物です。建物は1975年(昭和50年)に完成し、当時は「ニューフサジ」と言う山小屋でした(元々は地獄谷に1947年(昭和22年)に「房治荘(房治温泉)」として開業、火山性ガスの危険により現在地に移転し改名)。後に経営者が変わり、現在の雷鳥沢ヒュッテに改名されました。外観は山岳風景になじむように配慮された流線形(私的にはかまぼこ型)となっています。なお、この建物が出来る10年前の1964年(昭和39年)に立山・弥陀ヶ原に同じような形状の建物(現在の国民宿舎 天望立山荘)が建てられています。妙高山近くにある「黒沢池ヒュッテ(1969年)」も吉阪隆正の作品です。と有名な建築家の作品なのですが、気象環境の厳しい場所にあり、築年数 45年を越え、外壁はかなり痛んでおり、知らない人が北面から見ると「営業してるんですか?」と・・・、大丈夫、しっかり営業してます。
公式Webサイト:雷鳥沢ヒュッテ(登山とハイキングの宿、立山・地獄谷・みくりが池の山小屋)
 
雷鳥沢ヒュッテ(写真:2021年5月25日 9時00分撮影)
雷鳥沢ヒュッテ
 
雷鳥沢ヒュッテ地図(Map of Raichosawa Hutte, Tateyama-Murodo-daira, Toyama)
室堂平 雷鳥沢ヒュッテ地図
地図サイズ:480ピクセル X 640ピクセル
 
立山室堂平 雷鳥沢ヒュッテ 地図(Google Map)
 
立山室堂平の宿泊施設(山小屋とホテルおよびテント場)
みくりが池温泉立山室堂山荘らいちょう温泉 雷鳥荘雷鳥沢ヒュッテロッジ立山連峰ホテル立山雷鳥沢キャンプ場
ページ先頭(立山室堂平:雷鳥沢ヒュッテ)へもどる。
Copyright © 2020-2024 Ikomaike TOZAN. All Rights Reserved.