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ウラジロタデ


 ウラジロタデ(漢字:裏白蓼)は、タデ科オンタデ属の高山植物です。
 
ウラジロタデ(写真:2010年8月7日撮影)、立山室堂平にて
ウラジロタデ
 
和名:ウラジロタデ(裏白蓼)
学名:Aconogonon weyrichii
科:タデ科
属:オンタデ属
生活型:多年草
草丈:30~100cm
花期:6~10月
花色:淡い黄緑色(黄白色)
花径(花の大きさ):2~3mm
生息地:亜高山帯から高山帯の砂礫地、岩礫地、崩壊地
分布域:北海道、本州(八甲田山、岩木山、谷川岳、利根川源流部、日光、北アルプス中北部)
その他:タデの仲間、雌雄異株、結実すると雌株は赤味を帯びた種子をつけます。和名は葉の裏面に白色の綿毛が生え、裏面全体が白いことに由来しています。
 
ウラジロタデ(写真:2010年8月7日撮影)、立山室堂平にて
ウラジロタデ
 
ウラジロタデの葉(写真:2010年8月7日撮影)
ウラジロタデの葉
 
ウラジロタデの葉の裏面(写真:2012年8月8日撮影)、立山室堂平にて
ウラジロタデの葉の裏面
 
ウラジロタデ(写真:2010年8月5日撮影)、立山の雷鳥沢キャンプ場にて
ウラジロタデの写真
 
雷鳥に食べられたウラジロタデの葉(写真:2017年7月9日11時43分撮影)、雪解け直後に芽吹くウラジロタデ、ちょうど番(つがい)になって雌は卵を産む時期で雄は縄張りを守るために飛び回り、雷鳥にとっては食用旺盛な時期で、柔らかいウラジロタデの小さな若葉をバクバク食べます。若葉の時は葉っぱがクルクル巻いて上を向いており、雷鳥が一口でパクッと啄みます。そしてウラジロタデが成長し、葉っぱが開くとこの写真の様に葉の先端1/3ほどが欠けたウラジロタデとなります。7月上旬くらいに散策道脇を観察すと、このような葉のウラジロタデがたくさん見られます。
雷鳥に食べられたウラジロタデの葉
 
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