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立山参道 三十三観音 石仏
26番石仏
26番石仏
名称:聖観音 立像
霊場:播磨国一乗寺
場所:追分(追分料金所手前のバス道と登山道(木道)が交差する場所からバス道を弘法側へ70メートル)、石仏は像本体の下部 1/5残るだけで上部は後年に補完したもので、観音像は彫られていません。
備考:石で造られた覆い堂の中に安置されています。覆い堂の中には「26番石仏(右)」と「地蔵菩薩立像(左)」が安置されています。地蔵菩薩立像には「右 うばがふところ道」「左 一ノ谷みち」の文字が刻まれています。
立山 三十三観音 26番石仏(写真:2021年10月3日 13時25分撮影)
2023年9月、26番石仏(写真:2023年9月18日 10時19分撮影)
26番石仏 聖観音(写真:2023年9月18日 10時20分撮影)
赤線の内側が26番石仏の残存部分(写真:2023年9月18日 10時20分撮影)
地蔵菩薩像(写真:2023年9月18日 10時20分撮影)
26番石仏の案内板(写真:2023年9月18日 9時59分撮影)
案内板の記載内容 ==============================
富山県指定文化財
「立山参道の石塔並びに石仏群」 第二十六番石仏 昭和42年1月12日指定
この石仏は、立山町岩峅寺の雄山神社前立社壇から立山雄山山頂の峰本社まで、俗に十里半といわれる参道沿いに、信徒によって奉納安置された石塔・石仏群の一つで、西国三十三番札所観世音菩薩霊場の第26番札所、播磨国法華山一乗寺の聖観世音菩薩の分霊像です。
分霊像は、仏像を刻んだ塔身部分が割れて失われており全体像が不明ですが、台座には「廿六番」の文字が刻まれていることから、聖観世音菩薩であると推察されます。石質は安山岩で、側面に文字が刻まれていますが、大きく欠損しており全体の意味は不明です。
また、隣に立つ地蔵菩薩像は、光背部分に「右 うばがふところみち/左 一ノ谷みち」と刻まれた道標石仏です。登拝道はここを分岐として、姥石を経る道と、一ノ谷の鎖場を経る道に分かれており、鏡石の辺りで再度合流しています。
立山は古くから全国の登拝者を集めた霊山でした。これらの石仏は、登拝者の道しるべとして、また道中安全を祈願した、当時の信仰文化を示す貴重な文化遺産です。
平成27年10月 富山県教育委員会・立山町教育員会
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立山参道 三十三観音 26番石仏 地図(Google Map)
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