いこまいけ登山 >
登山用品 >
テント
モンベル クロノスドーム 1型
初めて買ったテントは「モンベル クロノスドーム 1型」で、2010年に購入し、19,800円(消費税5%込み)でした。2014年10月時点、モンベルのWebサイトにあるクロノスドーム 1型のページを見ると、税別で18,858円となっているので、消費税8%とすると 20,366円となります。2023年12月現在、27,500円(税込10%)です。
私は毎年2回ほど(2泊3日か3泊4日)、立山・室堂近くの雷鳥平にある雷鳥沢キャンプ場(標高 2,277m)でテント泊をし周辺の山に登っています。室堂バスターミナルから雷鳥沢のキャンプ場まで行って(約1時間)、テントを設営し、剱岳へピストンや周辺の山を縦走をしています。モンベルの山岳テントといえば黄色の「ステラリッジテント」が主流なのですが、私は「どうせバスターミナルから雷鳥沢の往復だけ」との理由で、ステラリッジテントよりも重いけど(同じ1型(基本1人用)で較べると770g差)、値段の安い「クロノスドーム 1型」を選択しました。2.24kgと多少重いのですが、床面積が220cm(長手 = 出入口)×100cm(幅)と一人用にしては比較的広々とした造りになっています。基本は一人用ですが、ザックを前室に出せば互い違いに二人が横になれるスペースがあります。
モンベル公式Webサイト:クロノスドーム 1型
私の登山用テント:モンベル クロノスドーム 1型、薬師岳の最寄りテント場「薬師峠キャンプ場」にて
「モンベル クロノスドーム 1型」について、モンベルWebサイトを引用
製品説明
ポールを直角に交差させるという独自システム(特許取得済)の採用で広い居住空間を可能にした3シーズン対応のテント。ショックコードで、ポールとソケットが一体となっているので、素早い設営・撤収が可能です。抜群の通気性も備えるので、ツーリングやトレッキング、バックパッキングなどにも幅広く使えます。本体用とポール用のスタッフバッグが付属します。
仕様
素材:
- テント本体:70デニール・ナイロン・リップストップ(通気撥水加工)
- フライシート:75デニール・ポリエステル・タフタ(耐水圧1,500mmウレタン・コーティング)
- フロアシート:70デニール・ナイロン・タフタ(耐水圧2,000mmウレタン・コーティング)
- ポール:7001アルミ合金(アルマイト酸化皮膜加工)
本体重量:1.95kg(2.24kg)※( )内はペグ、張り綱、スタッフバッグを含む総重量です。
カラー:スカイブルー(SKB) / シトロンイエロー(CYL)
特徴:
- バーティカル・クロス・システムの採用で広い居住空間を確保
- ポールとソケットが一体となり設営が容易
- 入口と対面上部のメッシュ地により抜群の通気性を実現
構成:テント本体 1、フライシート 1、本体ポール 1本、張り綱 5本、ペグ14本
テントを建てる4本のポールがクロスソケットで一体化されており、折り畳んだポールをパタパタと展開し、インナーテントのフライシート4隅のハト目にポールの先端を差すことで、テントの骨組が完成します。とってもラクチンです。次いで立ち上がった骨組み(ポール)に、インナーテント・フライシートに12個(3個×4辺)ある止め具を引っ掛けると、インナーテントの完成です。次は、フライシートを掛け、フライシート裏側のマジックテープでポールにフライシートを固定します。フライシート四隅の細引きロープのループをポール先端部に引っ掛けます。四隅以外にも細引きロープのループを地面にペグ固定します。最後は、フライシートの中高部から5本張り綱をペグ固定します。テント設営が初めてでも、15分もあればテントを建てることができます。私のように縦走登山をしないのであれば、テント総重量2.24kgはなんとか我慢できるレベルだと思います。
と最初はこのクロノスドームの重さを気にしていなかったのですが、年々私の登山装備が充実し、ザックが重くなり「やはりケチらずに、軽量のステラリッジテント」にすれば良かったと最近では反省しています。設営がラク、室内(特に天井)も広いので、重さが気にならない人には費用対効果が高くお勧めです。
クロノスドームに付属しているのは、アルミ製丸ペグです。アルミペグで素材が比較的柔らかく、テント設営用ハンマーや石で硬い地面や石交じりの地面に無理やり打ち込むと、頭のクルンとなった場所等が曲がってしまいます。使い方が悪いのですが、私にはあっていないようです。そこで曲がり難い「V字ペグ(J-Stake製のカラーペグ)」を導入しました。一本が11.2グラムと軽量なのに、かなり頑丈で、私の常宿となっている立山の雷鳥沢キャンプ場の地面だと、どんなに石で力ずくで地面に刺しても曲がらないし、撤収時の抜き取りもスムーズです。
テント設営
まず小石をどかして、グラウンドシートを敷きます。四隅のコードを重しとして石を置くと風に飛ばされない。
|
グラウンドシートの上にインナーテントを置く
|
インナーテントの上にテントポールを置く、ポールを立てることを考えて、インナーテントに対してバッテン(対角)にテントポールをおきます。
|
テントポールを立てる。一人でも簡単に出来ます。四隅のコードにポール受けの丸穴があるので、ポール先端を挿すだけ、ポール先端はマッシュルーム型になっているので丸穴から抜け難い構造です。
|
インナーテントのフックをテントポールに掛けて、テントの立ち上げ。当たり前ですがフックは天頂部から、引っ掛けていきます。
|
フライシートを被せます。フライシートの内側には、マジックテープがあるのでテントポールにテープを巻きつけて固定します。
|
設営完了
|
フライシートを被せたら、フライシートの裾にある四隅のフックをインナーシートとグラウンドシートのコードに引っ掛けてテンションをつけます。またフライシートの裾にある残りのコードはペグを使って地面に引っ掛けます。最後に5箇所に張り綱を通り場所があるので、それぞれ地面に対して張り綱を伸ばし、ペグで固定します。強風の心配がなければ、ペグを使わず大き目の石を使っても問題ありません。
|
設営を始めて、記録のため写真を撮りながらノンビリやって、テント設営完了までの所要時間は「24分間」でした。このテントの場合、サクッとやれば一人でも15分以内でテントを立てられます。
2010年に購入し毎年10泊程度使用、最初は夏山だけだったのが、紅葉時期、ついに2019年には残雪期のGWの立山・雷鳥沢キャンプ場(氷点下 10度)までテント泊するようになりました。10年間使って経年劣化しているところに、-10℃とかGWの紫外線最強な時期に使用したためか、フライシートのごわごわ感が顕著になりました、強い紫外線によりポリウレタンが急激に劣化したんだと思います。
更に2019年9月下旬には、涸沢のテント場では岩々の場所でテント設営、撤収時の折りたたむときに擦れたらしく、フライシートの一部分に小さくカギ裂きと擦れ傷がつきました。まだ使う気満々、これは補修しなきゃ。以前、帽子でカギ裂きした時に買ったモンベルのGORE-TEX パーマネントリペアシートが残っていたので、アイロンでジューしました。テント生地を溶かさないように慎重にやりました、チョット皺になったかな?
テントのカギ裂きをリペアシートで補修
1cm程度の小さなカギ裂き
|
え~、よく見たら薄っすらと長い傷
|
カギ裂きに裏からリペアシート、角を丸くするのが剥がれないコツ
|
表から見たリペアシートを張った場所
|
長く曲がった傷は大きいリペアシートをペタ
|
綺麗に貼れたと思いましたが、表面をみると皺になってました。
|
ページ先頭(登山用テント:モンベル クロノスドーム 1型)へもどる。
Copyright © 2020-2024 Ikomaike TOZAN. All Rights Reserved.