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立山室堂平
みくりが池
みくりが池(ミクリガ池、みくり が いけ)は、立山室堂平で最も大きな湖(池)で、立山火山の火口湖(淡水湖)です。みくりが池は湖面標高 2,392メートル(地図上)、周囲長 630メートル、湖水面積 25,800平方メートル、やや楕円形(北西から南東方向が最も長く 240メートル、北東から南西方向が短く 160メートル)、最大水深 15メートルです。みくりが池の北西の池畔には「みくりが池温泉」、散策道を挟んで池の東側にはみどりが池があります。
「みくり」は漢字では「御厨」書きます。古来「厨」は台所を意味し、「御」が付くと神様に供える神饌調理の場所を意味します。立山信仰の時代には、みくりが池の水を立山権現に捧げられ、池の水を使って立山権現に供える料理を作っていました。
みくりが池は長辺240メートルの比較的大きな池ですが、11月中旬から下旬には全面結氷し雪が積もります。池周辺の散策道から湖面までは20メートル程度の高低差があり、春の一番積雪量が多い時(室堂の積雪量は10数メートル)でもなんか窪地だな~といった感じで雪で池が判らなくなることはありません。雪融けは遅く、5月に湖面が見え始め、6月の梅雨で雪融けが一気に進み湖面が大きく開き残雪が雪筏となる景色が見られます。7月でも池周辺の水面に雪が残っています。一般的にみくりが池へ流れ込む川は無いとされ、雪融け水と雨水がみくりが池の水源となっています(厳密には東側にあるみどりが池から雪融け水が流れ込む小川があります)。
みくりが池(写真:2021年8月11日 10時18分撮影)、南から北を見た景色、みくりが池の奥の山は別山から剱御前への稜線で、その稜線の左側に剱岳の山頂部と早月尾根が見えます。
みくりが池地図(Map of Mikuri-ga-ike, Tateyama-Murodo-daira, Toyama)
地図サイズ:480ピクセル X 640ピクセル
立山室堂平 みくりが池 地図(Google Map)
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