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立山室堂平
玉殿岩屋
玉殿岩屋(たまどの の いわや)は、立山室堂平にある洞窟(岩屋)で、大小二つの岩屋がが並んでいます。立山開山伝説ゆかりの場所で、立山を開山した佐伯有頼が、山裾で熊を射、その熊を追って白鷹に導かれ山へ分け入り登ると、岩屋からうめき声が聞こえ中を覗くと胸に矢が刺さった阿弥陀如来が立っていたと伝えられる場所です。立山信仰が盛んだった時代には、修験者がこの岩屋に籠って修行していました。記録によれば明治時代後半まで修行場やねぐらとして使われていたようです。現在は幾つもの石像や祠が祀られています。
山小屋の立山室堂山荘の北西側は崖になっており、その崖の下部に玉殿岩屋があります。立山室堂山荘の横(南側)に国の重要文化財「立山室堂」があります。立山室堂の前(東側、立山が見える場所)から草地に延びる登山道があり、草地を少し歩くと左へ道が曲り、岩々の道を下っていくと玉殿岩屋があります。立山室堂から玉殿岩屋まで下りで約10分です。なお残雪は危ないので通行止めになります。また時折、登山道が崩れ夏場でも通行止めになっている場合があります。
玉殿岩屋(写真:2012年8月8日 13時13分撮影)、大きい方の岩屋、登山道の突き当りにあります。
玉殿岩屋地図(Map of Tamadono-no-iwaya, Tateyama-Murodo-daira, Toyama)
地図サイズ:480ピクセル X 640ピクセル
立山の稜線から見下ろした玉殿岩屋と立山室堂(国重文)および立山室堂山荘(写真:2010年8月6日 9時49分撮影)
玉殿岩屋(写真:2012年8月8日 13時11分撮影)、小さいほうの岩屋、登山道を下っててやや広い場所に出て最初にある洞窟
大きな岩屋の方は大人が立って入れるほどの大きさがあります(写真:2012年8月8日 13時12分撮影)
岩崖の下にあるので頭上注意です。(写真:2012年8月8日 13時20分撮影)、この岩崖は「玉殿溶岩」と呼ばれるもので「板状節理」を観察することが出来ます。
立山室堂平 玉殿岩屋 地図(Google Map)
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